株価分析(住宅建設)

アールプランナー(2983)の株価を分析【グロース銘柄】

アールプランナー(2983)の株価を分析していきます。

 

アールプランナーを5つのポイントで説明

  • デザインと低価格を両立した住宅販売が売上の主軸
  • 今後の戦略は既存市場の東海圏のシェアアップと新市場の首都圏に進出
  • 有利子負債倍率や自己資本比率は悪いが財務は着実に改善傾向
  • 1640円を超えてから買いを検討したい
  • 購入するなら今後の成長性を期待して長期保有で検討したい

 

 

アールプランナーの概要

アールプランナーは、愛知県を中心に注文住宅の請負と分譲住宅販売などを行っているビルダーです。

 

愛知県に20拠点、首都圏に5拠点を構えていて、初めて住宅を購入する人をターゲットにしています。

 

アールプランナーのターゲット層は、年収を400万から600万未満です。

 

この業界最大のボリュームゾーンに対して、デザインと低価格を両立した住宅を供給しています。

 

また主要株主で創業者の古賀会長と現在社長の梢氏は、積水ハウスの出身者です。

 

その他の役員にも積水ハウス出身者がいるので、積水ハウスとは近い関係と考えられます。

 

ワンストップ・プラットフォーム戦略

引用:アールプランナー

 

アールプランナーの強みの一つに、ワンストップ・プラットフォーム戦略があります。

 

住宅や不動産の技術、情報、サービスを社内で共有しています。

 

この事で、付加価値の高いサービスをワンストップで提供しています。

 

デザイン・価格・性能のバランスに優れたブランド

引用:アールプランナー

 

アールプランナーの最大の特徴は、なんと言ってもデザイン性です。

 

引用:アールプランナー

 

全体の約2割を占める設計部門は、60人を超えていています。

 

設計職が多いことで、顧客一人一人と密に商談ができるので理想の家づくりを叶えています。

 

 

事業セグメント

アールプランナーは、3つのセグメントから成り立っています。

 

  • 戸建住宅事業:主に注文住宅の請負事業、リフォーム・エクステリアの請負事業、分譲住宅の販売事業、不動産の仕入・販売事業、不動産仲介事業等
  • 中古再生・収益不動産事業:中古住宅・収益不動産物件の売却及び賃料
  • その他事業:顧客紹介手数料及び火災保険の代理店手数料

引用:アールプランナー

 

アールプランナーの売上構成比率(2022年1月期)

引用:アールプランナー

 

売上の主軸は戸建住宅事業で、全体の約98%を占めています。

 

アールプランナーの利益構成比率(2022年1月期)

 

利益の主軸も戸建分譲事業で、全体の約96%を占めてします。

 

 

株価の推移

日足6か月チャート

引用:株探

 

株価指標

  • PER:8.7倍
  • PBR:2.17倍

不動産業の平均PERが15.2倍、PBRが1.2倍なので、妥当と判断されています。

 

チャート分析

日足6か月チャートを見てみると、直近の上値は1340円付近になっています。

 

また1280円付近が下値目途になっている事も分かります。

 

しかし、25MAと75MAが下向きなので中期的には下落傾向です。

 

まずは3月につけた1640円を抜いていけるかに注目です。

 

業績と収益性の推移

売上高と営業利益

引用:株探

 

売上の過去最高は直近の2022年に280億円、営業利益の過去最高も2022年の15億円です。

 

23年1月期は増収増益で、売上高と利益面でも過去最高を更新予定です。

 

経営効率

引用:株探

 

  • 営業利益率:4.93%
  • ROE:25.47%
  • ROA:4.43%
  • EPS:187.9円

 

不動産業の平均ROEは8.82%、ROAは2.1%なので、経営効率の良い企業です。

 

不動産業の平均営業利益率は11.1%なので、利益率がかなり低い企業です。

 

デザインと低価格帯を売りにしている他のパワービルダーの利益率は約8%あります。

 

売上は伸びているのですが利益率が成長していないので、この利益率の改善が課題です。

 

 

財務状況

引用:株探

 

  • 自己資本比率:17.4%
  • 有利子負債倍率:3.29倍

 

自己資本比率は、不動産業の平均が33.4%に対して約半分程度です。

 

不動産業の平均有利子負債倍率は1.34倍なので、大きく上回っています。

 

しかし、自己資本比率、余剰金、有利子負債倍率は年々改善されています。

 

22年1月期は、株式分割を行った事で財務CFが大幅に増えています。

 

過去3年で見ると投資CFは安定しています。

 

 

今後の戦略

首都圏への進出

引用:アールプランナー

 

首都圏の世帯数が順調に増加する事を見越して、23年1月期中に3拠点の出店を計画しています。

 

これにより首都圏での営業拠点は8拠点になり、販売計画棟数は115棟を見込んでいます。

 

東海エリアでのシェアアップ

引用:アールプランナー

 

戸建王国の東海圏でも世帯数の増加を見越して、23年1月期中に2拠点の出店を計画しています。

 

愛知県は、全国でも有数の持ち家・戸建て王国なのでライバルも多いです。

 

あくまで一部ですが年間で200棟から600棟を手掛けている、愛知県の代表的な住宅メーカーです。

 

  • 注文住宅施工棟数が2016年から4年連続NO.1のクラシスホーム
  • 東海圏売上NO.1住宅メーカーのAREX
  • 設計士が施主とダイレクトに打ち合わせをして完全自由設計をするネイエ設計
  • 自社一貫体制でコスパの高いウッドフレンズ
  • 完全自由設計を価格以上の品質を提供する三省堂
  • 地元愛知県の総合ディベロッパーAVANTIA

 

どれもデザイン性や低価格を両立した家づくりを行っています。

 

アールプランナーは、空白エリアに新規出店する事でシェアの拡大を狙っています。

 

 

配当金と株主優待

配当金

アールプランナーは、23年1月期から配当を実施しました。

  • 配当金:15円
  • 配当利回:0.94 %(22年3月18日終値)
  • 配当性向:7.98%

 

株主優待

残念ながらアールプランナーは株主優待の設定がありませんでした。

 

 

まとめ

アールプランナーを買うなら、短期目線ではなく成長を期待して長期保有で購入を検討したい。

 

デザインと低価格を両立した、ハウスメーカーやビルダーの株価が好調です。

 

デザインと低価格の両立は、住宅を購入する消費者のトレンドになっています。

 

その中でアールプランナーのデザインは他社より優れていると思います。

 

このデザイン性の強みは、戸建て王国の東海圏で積み上げた結果です。

 

今後もデザイン力と首都圏と東海圏の出店強化で売上高の成長が期待できます。

 

実際に売上高は順調に伸びているのですが、営業利益率が伴って成長していません。

 

チャートは、目先の1640円を超えれるかに注目です。

 

この1640円を超えれずに下落した場合は、1280円まで待ちたいです。

 

業績の見通しも好調なので、まだまだ成長をする企業だと思います。

 

成長のための投資で、借入が大きくなることは仕方ありません。

 

しかし、有利子負債倍率が高いと金利の影響を大きく受ける事は頭に入れておきたいです。

 

短期的には、下落傾向ですが長期保有目的の買いを検討したい銘柄です。

 

こちらもCHECK

積水ハウス(1928)の株価分析と特徴【12年連続増配の高配当銘柄】

積水ハウス(1928)の株価分析と特徴をまとめていきます。   積水ハウスを5つのポイントで説明 国内着工戸数NO1、累計建築戸数世界NO1 売上の主力は建築請負ビジネスだがバランスの取れた ...

続きを見る

こちらもCHECK

AVANTIA(8904)の株価を分析【高配当銘柄】

AVANTIA(8904)の株価を分析していきます。   AVANTIAを5つのポイントで説明 東海圏で注文住宅を得意とする中堅ビルダー 事業エリアを東海圏だけでなく首都圏、関西圏、九州圏に ...

続きを見る

 

あなたのクリックが励みです!
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ

-株価分析(住宅建設)