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株価分析(住宅建設)

飯田グループホールディングス(3291)の株価を分析【5期連続増収】

飯田グループホールディングス(3291)の株価を分析していきます。

 

飯田グループホールディングスを5つのポイントで説明

  • 戸建住宅シェア国内NO.1
  • 売上の主力は戸建分譲事業だが利益率は10%を下回っている
  • 海外はインドネシア、ロシア、アメリカに進出していて分譲事業を展開
  • 財務体質と経営効率は共に優秀
  • 日足25MAの2720円をしっかり超えてから買いたい

 

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飯田グループホールディングスの概要

飯田GHDは、2013年に上場していた住宅メーカー6社が経営統合して、住宅業界で一大グループ築く共同持株会社です。

 

経営統合した6社の住宅メーカー

  • 一建設
  • 飯田産業
  • 東栄住宅
  • タクトホーム
  • アーネストワン
  • アイディホーム

 

飯田グループホールディングスの年間着工棟数は46,000棟で、戸建分譲住宅は国内シェア30%と日本1位。

 

また、注文住宅を加えた戸建住宅全体のシェアも日本1位のパワービルダーです。

 

国内首位のハウスメーカー「積水ハウス」の年間戸建着工棟数が約20,000戸なので、約2.5倍の供給戸数です。

 

メモ

パワービルダーとは、土地付き一戸建住宅を2,000~4,000万円程度の価格で分譲する建売住宅業者の事です。

戸建分譲住宅とは、自社で仕入れた土地に自社で建物を建築して、土地付き住宅で販売する「建売住宅」の事です。

 

 

事業セグメント

飯田グループホールディングスは、7つのセグメントから成り立っています。

  • 一建設グループ:戸建分譲事業、マンション分譲事業、請負工事事業、投資用収益物件開発販売事業 
  • 飯田産業グループ:戸建分譲事業、マンション分譲事業、請負工事事業、不動産賃貸事業、スパ温泉事業
  • 東栄住宅グループ:戸建分譲事業、請負工事事業、不動産賃貸事業 
  • タクトホームグループ:戸建分譲事業、請負工事事業、不動産賃貸事業
  • アーネストワングループ:戸建分譲事業、マンション分譲事業、請負工事事業
  • アイディホームグループ:戸建分譲事業、請負工事事業
  • その他:ファーストウッド㈱等の木材製造事業等、ホームトレードセンター㈱、飯田GHDの事業に関わるものなど

 

飯田グループHDの売上構成比率(2021年3月期)

売上の主力はセグメント別に見ると一建設グループとアーネストワングループと飯田産業グループになります。

 

飯田グループHDの売上構成比率(2021年3月期)

売上の主力は戸建分譲で、全体の約87%を占めてします。

 

 

株価の推移

月足10年チャート

引用:株探

 

週足3年チャート

引用:株探

 

日足6か月チャート

引用:株探

 

株価指標

  • PER:9.1倍
  • PBR:0.91倍

不動産業の平均PERが15.2倍、PBRが1.2倍なので、割安と判断されています。

 

チャート分析

月足10年、週足5年チャートでは、移動平均線が3本共は上向きになっています。

 

またローソク足も移動平均線上にあるので、株価は上昇傾向にあります。

 

日足6か月チャートを見ると2600円付近が短期的な下値目処になっています。

 

しかし、直近3回の高値は切り下げていて、日足の25MAで押さえつけられている可能もあります。

 

 

業績と収益性の推移

売上高と営業利益

引用:株探

 

売上の過去最高は直近の2020年に1兆4020億円、営業利益の過去最高は2017年の1136億円。

 

21年3月期は増収増益で、4期ぶりに売上高、営業利益共に過去最高を更新しました。

 

22年3月期も増収増益で過去最高益を更新予想です

 

経営効率

引用:株探

 

  • 営業利益率:8.71%
  • ROE:10.02%
  • ROA:5.83%
  • EPS:298.2円

 

不動産業の平均ROEは8.82%、ROAは2.1%なので、経営効率の良い企業です。

 

不動産業の平均営業利益率は11.1%なので、平均よりも利益率の低い企業です。

 

ケイアイスター不動産と同様に低価格帯での戸建供給は、利益率が平均より低い傾向にあります。

 

 

財務状況

引用:株探

  • 自己資本比率:58.2%
  • 有利子負債倍率:0.49倍

 

自己資本比率が50%を超えていて、有利子負債倍率は1倍以下です。

 

これは、ハウスメーカーの中でもトップクラスに健全な会社です。

 

余剰金も総資産に対して30.2%なので安心感もあります。

 

 

中期経営計画

引用:飯田グループホールディングス

 

海外事業は、インドネシア、アメリカ、ロシアに進出して戸建分譲住宅の展開をしています。

 

特にロシアに対して注力していて、アパートの完売やモデルハウスを完成させています。

 

 

配当金の推移と株主優待

配当金の推移

引用:バフェットコード

 

  • 配当金:74円
  • 配当利回:2.72 %(21年5月14日終値)
  • 配当性向:26.0%

 

2022年3月期の配当金は1株74円を予定していて、8年連続減配していません。

 

昨年増配出来なかった分、12円を増配予定にしています。

 

配当性向は30%以下なので、増配余力はまだまだあります。

 

株主優待

引用:飯田グループホールディングス

 

毎年3月末現在の株主名簿に記録された、100株以上を保有する株主にたいして実施しています。

 

「江の島アイランドスパ」の温泉・プールエリア利用券4枚。

 

優待有効期間中4名の施設利用(入館)が無料になります。

 

 

まとめ

飯田グループHDを買うなら、日足25MAの2720円を超えた事を確認してから買いたい。

 

飯田グループHDは年間45,000棟の戸建分譲をしています。

 

人口減少による、国内の戸建需要の減少の影響を一番に受ける事が予想できます。

 

また海外事業は2016年に進出したばかりなので、まだ大きな成果はありません。

 

しかし新興国では経済成長に伴って低価格帯の住宅の需要が伸びていくことが予想されます。

 

 

22年3月期決算も売上高、営業利益共に過去最高を更新予定です。

 

自己資本比率と有利子倍率も優秀で、ROEとROAも高いので、ファンダメンタルも良いです。

 

日足、週足、月足の移動平均線は全て上昇傾向です。

 

現在、日足の25MAが約2520円付近にあります。

 

ここをしっかり超えた事を確認してから購入した方がいいです。

 

 

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