株価分析(住宅建設)

ウッドフレンズ(8886)の株価を分析【高配当銘柄】

ウッドフレンズ(8886)の株価を分析していきます。

 

ウッドフレンズを5つのポイントで説明

    • 名古屋を中心に国産木材にこだわるビルダー
    • 主力事業は住宅事業で低い利益率を改善中
    • 22年5月期は売上と利益ともに過去最高を更新予想
    • 配当は業績に伴って減配しているが配当性向25%が目安
    • 現在の3500円付近を守れるかに注目

 

 

 

ウッドフレンズの概要

ウッドフレンズは、名古屋市を中心に国産木材を使った住宅に特化したビルダーです。

 

元々は注文住宅の販売戸数が多かったですが、現在は建売住宅がメインになっています。

 

ウッドフレンズの特徴は、国産の材木にこだわっている事です。

 

原木の買付から施工まで自社生産する事で、国産材の安定供給と低価格を実現しています。

 

ウッドフレンズの21年度戸建て分譲実績は943戸となっています。

 

この数字は、愛知県の戸建住宅の供給実績の中で地場ビルダーとしてはトップです。

 

3年後の24年には、戸建住宅の供給数2000戸を目指しています。

 

 

また近年では、建材ECに注力していて自社のECサイト「ビルナカ材木屋」を立ち上げています。

 

「ビルナカ材木屋」では国産材を使用した構造材や材木、プレカット、無垢の内装材、ウォールウッドなどの外装材や家具を販売しています。

 

木の家づくり

引用:ウッドフレンズ

 

ウッドフレンズは自社オリジナルの内装や外装の商品を持っています。

 

具体的には、19年に自社開発した「ウォールウッド」があります。

 

この商品は、地元の国産杉を使った商品になっています。

 

シックハウス対策

ホルムアルデヒド対策

引用:ウッドフレンズ

 

シックハウス症候群の主な原因とは「ホルムアルデヒド」です。

 

この「ホルムアルデヒド」は合板や壁紙の接着材の防腐剤に含まれる化学物質です。

 

国土交通省から居室のある建物への使用制限がされているので、一定基準を満たす必要があります。

 

これに対してウッドフレンズは、最高等級の「ホルムアルデヒド発散等級3」を標準設計仕様にしています。

 

カビ・ダニ対策

シックハウス症候群のもう一つの原因は「カビ・ダニ」です。

 

カビやダニの発生条件で重要になるのが「湿度対策」になります。

 

「湿度対策」は、断熱性の高さと換気が重要です。

 

断熱性の高さでウッドフレンズは、最高等級の「断熱等性能等級4」を標準仕様設計にしています。

 

また24時間換気を取り入れることで各部屋の換気は万全です。

 

流通経路の簡略化

引用:ウッドフレンズ

 

ウッドフレンズは、全て自社生産する事で国産材での安定供給を実現しています。

 

また流通経路を製販一貫体制をとることでコストダウンも実現しています。

 

 

事業セグメント

ウッドフレンズは、4つのセグメントから成り立っています。

 

  • 住宅事業:戸建分譲住宅の開発・販売及び住宅建設資材の製造・販売等
  • 余暇事業:ゴルフ場及びホテル並びに公共施設の運営管理及び施設管理
  • 都市事業:収益型不動産の開発並びに施設等の維持管理等
  • その他事業:上記以外の外部顧客への販売・サービスの提供

 

ウッドフレンズの売上構成比率(2021年5月期)

 

ウッドフレンズの売上の主力は、住宅事業になり全体の92.1%を占めています。

 

主力の戸建住宅の販売戸数は、前年に比べてほぼ横ばいです。

 

さらにメイン市場の愛知県の新築住宅着工件数は減少傾向になっています。

 

売上の向上のために商品改善をする事で、販売単価の向上に取り組んでいます。

 

ウッドフレンズの利益構成比率(2021年5月期)

 

利益の主力は戸建事業で、全体の75.4%を占めています。

 

主力の住宅事業の利益率は4.2%で、まだまだ低い状況です。

 

しかし工期短縮・配送コストの削減・デザインの向上で利益率の改善に取り組んでいます。

 

 

余暇事業の利益率は21%ですが、ゴルフ場の休業で影響を受けて売上の減少しています。

 

しかし来場者は回復に伴って、利益も回復傾向にあります。

 

 

株価の推移

月足10年チャート

引用:株探

 

週足5年チャート

引用:株探

 

株価指標

  • PER:5.3倍
  • PBR:0.78倍

不動産業の平均PERが15.2倍、PBRが1.2倍なので、割安と判断されています。

 

チャート分析

月足10年チャートを見てみると、3000円付近が節目になっているのが分かります。

 

21年7月には、本決算で大幅な増収増益の発表をしたことで4195円まで上昇しました。

 

そこから下落し2900円で底打ちして反発しています。

 

週足5年チャートを見ると、移動平均線は3本共上向きなので上昇傾向です。

 

18年に出来た3500円付近が節目になっていて、現在意識されています。

 

しかし現在は、3600円で頭打ちしているので3500円を守れるかに注目です。

 

 

業績と収益性の推移

売上高と営業利益

引用:株探

 

売上の過去最高は2020年に376億円、営業利益の過去最高は2008年の18億円です。

 

22年5月期の決算は、増収増益予想で過去最高を更新する見込みです。

 

経営効率

引用:株探

 

  • 営業利益率:3.76%
  • ROE:14.63%
  • ROA:3.69%
  • EPS:651.5円

 

不動産業の平均ROEは8.82%、ROAは2.1%なので、経営効率は平均を上回る企業です。

 

不動産業の平均営業利益率は11.1%なので、利益率はかなり低い状態です。

 

直近3年で見るとEPSと営業利益は上昇傾向にあります。

 

 

財務状況

引用:株探

 

  • 自己資本比率:25.2%
  • 有利子負債倍率:2.16倍

 

自己資本比率は、不動産業の平均が33.4%なので大きく下回っています。

 

不動産業の有利子負債倍率の平均が1.34倍なので、大幅に下回っています。

 

余剰金は総資産に対して23.1%しかありません。

 

 

直近3年の自己資本比率と有利子負債倍率は、改善傾向にあります。

 

またキャッシュフローの大幅な改善の要因は、棚卸資産の減少になっています。

 

 

配当金と株主優待

配当金の推移

引用:バフェットコード

  • 配当金:160円(2022年5月期)
  • 配当利回:4.63%(2021年9月17日)
  • 配当性向:25.4%

 

ウッドフレンズの配当は、直近10年を見ると安定した配当を出していません。

 

22年5月期の配当は、前年より67円の大幅増配で160円の配当予想です。

 

過去の配当実績から見ると、ウッドフレンズの配当性向は25%を目安にしています。

 

有利子負債倍率や自己資本比率は少しずつ改善されていますが、まだ平均を大きく下回っています。

 

また余剰金やしっかり積みあがっている状態とは言えません。

 

EPSも安定していないので、配当は業績に大きく左右されると言えます。

 

株主優待

残念ながらウッドフレンズは、株主優待の設定がありませんでした。

 

 

まとめ

ウッドフレンズを買うなら、3500円を守れるか注目したい。

 

3500円を割り込むようであれば2700円から3000円の間まで待ちたいです。

 

 

21年5月期の決算では、昨年並みの売り上げでしたが利益面は大幅に回復しました。

 

22年5月期では売上と利益共に過去最高を予想していますが、主力の住宅事業に注目したいです。

 

決算短信の中で、「21年1月から5月の愛知県の住宅着工件数は減少傾向にあり、引き続き減少を予想している」としています。

 

また国産木材の高騰だけでなく、住宅資材の高騰もあるので原価は確実に上がると思います。

 

 

配当に関しては、4.63%とかなり高配当です。

 

しかし、財務状況や利益率が低いので配当目的の保有は向いていません。

 

実際に配当性向は25%が目安になっていて、業績が悪いと減配しています。

 

 

チャートを見る限り現在の3500円付近に節目があります。

 

ここを守れれば4000円をもう一度狙えると思います。

 

しかし普段から出来高が少ないので、上方修正などの材料が必要になると思います。

 

上方修正の材料が出るということは、主力事業の住宅事業の好調になります。

 

コロナショックから住宅が回復したのは20年8月からです。

 

これからは、前年対比の伸びしろが鈍化していくのが予想できます。

 

 

愛知県は戸建て王国なので地場ビルダーの年間棟数は数百棟クラスが多いです。

 

この数字は全国的に見ても多く、地場ビルダーの年間棟数は100棟以下が主流です。

 

あくまでも地場ビルダーだけの話なので、大手ハウスメーカーやパワービルダーが東海圏に進出しています。

 

そんな中でウッドフレンズは、来年の愛知県の新築戸建着工件数を減少で予想しています。

 

もし投資するなら、愛知県の着工件数の推移は直結すると思うので確認した方がいいです。

 

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