株価分析(住宅建設)

グランディハウス(8999)の株価を分析【高配当銘柄】

グランディハウス(8999)の株価を分析していきます。

 

グランディハウスを5つのポイントで説明

    • 北関東を地盤にオールインワン住宅を売りにしているパワービルダー
    • 今後は東京・神奈川・埼玉・千葉などの首都圏が成長分野
    • 売上も利益の主力は不動産販売事業だが利益率は低い
    • 直近の下値目途は460円で上値目途は500円付近
    • 23年3月期まで連結配当性向35%に引き上げで9期連続減配無

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グランディハウスの概要

グランディハウスは、栃木県を中心に北関東でオールインワン住宅を提供しているビルダーです。

 

 

グランディハウスのターゲット層は、大手ハウスメーカーとローコスト住宅の中間です。

 

その差別化を図るために、グランディハウスはオールインワン住宅を売りにしています。

 

オールインワン住宅とは、街づくり・住まいづくりを一貫体制で築く戸建住宅です。

 

 

グランディハウスの営業エリアは北関東が中心ですが、着実に営業エリアを拡大しています。

 

2018年には埼玉県に進出していて、2021年にはふじみ野市に新しい支店を開設。

 

2019年には神奈川県のプラザハウスとウェルカムハウスをM&Aで子会社化しています。

 

 

グランディハウスは、栃木県では10年連続のホームビルダーランキングで1位を獲得しています。

 

2020年に新築住宅の販売個数で18,000戸を達成しています。

 

オールインワン住宅

引用:グランディハウス

 

グランディハウスは、オールインワン住宅を売りにしています。

 

オールインワン住宅には、以下の6つがついてきます。

  • 土地:地質や生活環境、アクセス、近隣との調和など様々な要素を考慮した用地選定
  • 建物:高品質素材かつ個性的なデザイン、コンピューターで計算された強靭な構造、同じ間取りの家がひとつとしてない、注文感覚のプランニング
  • オール電化:オール電化を標準装備(分譲地により異なる)
  • 全照明付き:すぐに生活ができるよう全室照明付き
  • 外構:外構デザインが標準装備
  • 保証:最長30年定期点検や全ての住宅に20年の保証

 

グランディハウスグループの組織力

引用:グランディハウス

 

グランディハウスはグループ一貫体制を強みにしています。

 

その範囲は、土地の開発・建物の設計、建築・販売・引渡し後の対応までをカバーしています。

 

 

建築材料販売事業では、ゼネラルリブテックがあります。

 

セネラルリブテックのプレカット工場は、コンピューター制御の最新鋭マシンを導入しています。

 

これにより国内トップクラスのスピードと精度を両立させています。

 

 

引き渡し後のメンテナンスはグランディリフォームがあります。

 

リノベーションや建て替えは中古住宅情報館と連携しています。

 

 

事業セグメント

グランディハウスは、3つのセグメントから成り立っています。

 

  • 不動産販売事業:新築住宅販売(建築請負・土地販売等を含む)、中古住宅販売、住宅リフォーム等
  • 建築材料販売事業:プレカット材を中心とした建築材料・部材等の販売事業
  • 不動産賃貸事業:テナントビル、マンション等の賃貸事業及びパーキング事業

 

引用:グランディハウス

 

グランディハウスの売上構成比率(2021年3月期)

 

売上の主軸は不動産販売事業で、全体の約94%を占めています。

 

グランディハウスの利益構成比率(2021年3月期)

 

利益の主力も不動産販売事業で、全体の約82%を占めてします。

 

不動産販売事業の利益率は4%に対して、不動産賃貸事業の利益率は57.7%もあります。

 

 

株価の推移

月足10年チャート

引用:株探

 

週足3年チャート

引用:株探

 

株価指標

  • PER:6.7倍
  • PBR:0.59倍

不動産業の平均PERが15.2倍、PBRが1.2倍なので、割安と判断されています。

 

チャート分析

月足10年チャートを見てみると、天井は500円付近で底値圏は300円付近になっています。

 

月足移動平均線を見ると3本共右肩上がりになっているのが分かります。

 

ただし、18年からは500円台前半のの天井を抜けれていません。

 

また新型コロナの影響で底値を280円まで落としたので、12MAと24MA はやや下落傾向です。

 

 

週足3年チャートでは、天井は500円付近で底値圏は400円付近になっているのが分かります。

 

週足移動平均線は26MA、52MAが上昇傾向で13MAも上向き始めています。

 

 

業績と収益性の推移

売上高と営業利益

引用:株探

 

売上の過去最高は直近の2021年に451億円、営業利益の過去最高は2006年の32億円です。

 

22年3月期は増収増益予想で、売上高は過去最高を更新予定です。

 

最終益の過去最高に6500万までせまっているので、更新を期待したいです。

 

経営効率

引用:株探

 

  • 営業利益率:6.11%
  • ROE:8.72%
  • ROA:3.50%
  • EPS:68.4円

 

不動産業の平均ROEは8.82%、ROAは2.1%なので、経営効率の良い企業です。

 

不動産業の平均営業利益率は11.1%なので、利益率はかなり低い企業です。

 

22年3月期の営業利益は6.11%に改善の予想ですが、平均までにはまだ遠い状態です。

 

 

デザインと低価格帯を売りにしている他のパワービルダーの利益率は約8%あります。

 

この利益率の改善が主軸の不動産販売事業になっているのか確認が必要です。

 

 

財務状況

引用:株探

 

  • 自己資本比率:39.6%
  • 有利子負債倍率:1.26倍

 

自己資本比率は、不動産業の平均が33.4%なので平均を上回っています。

 

不動産業の平均有利子負債倍率は1.34倍なので、ほぼ平均的です。

 

余剰金は、総資産に対して32.8%もあるので優秀です。

 

 

投資CFは、子会社の株式を取得した昨年と比べると今年は大きく減少しています。

 

しかし、新しい支店の設立や賃貸用不動産の取得をして安定しています。

 

財務CFは、手元資金を確保するために借入金と社債を若干増加させています。

 

 

中期経営計画

経営目標

引用:グランディハウス

 

成長戦略

  1. 新築住宅販売事業の持続的な成長に向けた事業基盤の強化と事業エリアの拡大
  2. 住宅ストック事業の規模拡大、新築住宅販売事業との相乗効果の最大化
  3. 中長期的な起業家位置向上のためのサステナビリティ(ESG)課題への対応強化

 

この中でも、市場規模が大きく人口の維持が見込める首都圏エリアの進出としています。

 

具体的なエリアは、東京・埼玉・千葉・神奈川です。

 

株主還元方針

グランディハウスは、24年3月期までの連結配当性向35%を目標利益配分の方針としています。

 

前中期経営計画では連結配当性向30%だったので+5%引き上げています。

 

 

配当金と株主優待

配当金の推移

引用:バフェットコード

  • 配当金:24円(2022年3月期)
  • 配当利回:5.21%(2021年8月13日)
  • 配当性向:35%

 

グランディハウスの配当は、8年連続減配していません。

 

22年3月期の配当は24円に修正して配当維持(当初20円の予想)になりました。

 

首都圏と既存エリアの戸建需要の増加と中期経営計画で配当性向を35%としたからです。

 

株主優待

残念ながらグランディハウスは株主優待の設定がありませんでした。

 

 

まとめ

グランディハウスを買うなら、460円付近で購入したい。

 

21年第一四半期の上方修正で500円を一時突破しましたが、また400円台に押し戻されています。

 

しかし戸建ての需要が高まっている中で、パワービルダーが好調なので今後の上昇も見込めます。

 

また第一四半期で上方修正を出しているので、今後にも期待したいです。

 

当面は500円を超えてきた時が売り時ですが、追加の上方修正があれば600円台も視野に入ます。

 

 

今後の成長戦略エリアを首都圏にしているので、さらなる成長に期待したいです。

 

ただし首都圏になれば、三栄建築設計、オープンハウス、ケイアイスターがライバルになってきます。

 

狭小地に強みを持つ3社とは異なるグランディハウスの動向にも引き続き注目です。

 

 

配当利回りは5%を超えるので高配当銘柄になります。

 

有利子負債倍率が1倍以上ありますが、自己資本比率や余剰金を見ると問題ありません。

 

配当は9期連続減配無しです。

 

今期から配当性向を35%まで引き上げているので今後の増配余力もありそうです。

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