株価分析(不動産)

ロードスターキャピタル(3482)の株価を分析【バリュー銘柄】

ロードスターキャピタル(3482)の株価を分析していきます。

 

ロードスターキャピタルを5つのポイントで説明

    • 東京23区内を中心に不動産販売を主力にする不動産テック企業
    • 業績は創業来10期連続増収増益予想
    • 経営効率と営業利益率は平均を大きく上回る
    • 配当金は5期連続増配予想で配当性向15%が目安
    • 株価は割安だが上場来高値に接近中

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ロードスターキャピタルの概要

ロードスターキャピタルは、不動産の販売を主力にする不動産テック企業です。

 

事業内容は、不動産投資領域とFintech領域を柱にしています。

 

不動産投資領域では、バランスシートでの自己投資がメインになります。

 

ターゲットとしているエリアは東京23区内で、中規模オフィスビルです。

 

Fintech領域では、「OwnersBook」というクラウドファンディングも行っています。

 

また流動性資産の70%は販売用不動産になっているのも特徴です。

 

21年度末では、400億円以上の不動産資産になりました。

 

ロードスターキャピタルの強み

引用:ロードスターキャピタル

 

先進性と参入障壁

引用:ロードスターキャピタル

 

クラウドファンディング事業には、様々な許認可が必要です。

 

例えば、投資運用業、第二種金融商品取引業、貸金業等です。

 

他の企業がこれらを取得するには、ハードルが高いので参入障壁となっています。

 

専門家集団

引用:ロードスターキャピタル

 

ロードスターキャピタルには、不動産やITの資格取得者や専門家が多数います。

 

これにより、不動産投資判断のスピードアップとシステムの改善を両立できています。

 

財務基盤の安定性

引用:ロードスターキャピタル

 

ロードスターキャピタルは、長期借入で安定的な財務基盤を手に入れています。

 

物件に紐づかない運転資金の借入期間の平均は17年です。

 

これは、短期的な不動産価格変動の備える為です。

 

不動産価格は10年周期で変動する傾向にあります。

 

さらに不動産価格の下落局面では借換えできないリスクもあります。

 

しかし、ロードスターキャピタルは保有物件の含み益で長期間の借入を実現しています。

 

不動産投資領域

コーポレートファンディング事業

引用:ロードスターキャピタル

 

ロードスターキャピタルは、流動性の高い東京23区内を中心にターゲットを絞っています。

 

また対象となる物件は、中規模のオフィスビルです。

 

取得した物件の不動産価値を上げて、販売するか貸出をしています。

 

Fintech領域

OwnersBookの特徴

引用:ロードスターキャピタル

 

OwnersBookは、国内初の不動産特化型のクラウドファンディングです。

 

不動産のプロが厳選した案件に1万円から投資できるのが最大の特徴です。

 

連携の強化

引用:ロードスターキャピタル

 

ロードスターキャピタルは、様々な金融機関と業務提携を行っています。

 

案件組成には、アメリカのFundrise社が業務提携しています。

 

この企業も米国の不動産クラウドファンディング企業です。

 

 

事業セグメント

ロードスターキャピタルは、不動産関連事業の単一セグメントから成り立っています。

 

しかし事業内容は、2つの領域に分かれています。

 

引用:ロードスターキャピタル

 

不動産投資領域

  • コーポレートファンディング事業:自己資本での不動産投資
  • アセットマネジメント事業:投資用不動産の管理・運用
  • その他事業:不動産の売買や管理・運営に対するコンサルティング

 

Fintech領域

  • クラウドファンディング事業:不動産投資に特化したクラウドファンディング

 

ロードスターキャピタルの売上構成比率(2022年12月期)

 

ロードスターキャピタルの売上の主力は、不動産投資事業だけで全体の83%を占めています。

 

不動産投資事業と不動産賃貸事業は、コーポレートファンディング事業になります。

 

コーポレートファンディング事業で全体の82.6%を占めています。

 

 

株価の推移

月足5年チャート

引用:株探

 

週足5年チャート

引用:株探

 

株価指標

  • PER:7.5
  • PBR:3.17倍

不動産業の平均PERが15.2倍、PBRが1.2倍なので、割高と判断されています。

 

チャート分析

月足5年チャートを見てみると、上場来高値を更新して2240円を更新しています。

 

週足5年チャートを見ると、週足移動平均線は全て上向きで上昇傾向です。

 

現在の株価は円安と不動産市場の見直しで上場来高値を更新しました。

 

移動平均線から大きく乖離しているので調整に入る可能性があるかもしれません。

 

 

業績と収益性の推移

売上高と営業利益

引用:株探

 

売上の過去最高は2021年に179億円、営業利益の過去最高も2021年の56億円です。

 

22年12月期の売上高と営業利益は、過去最高を更新予想です。

 

21年12月期の本決算から売上高3.3%増、営業利益27.3%増、EPS28%増です。

 

経営効率

引用:株探

 

  • 営業利益率:68.63%
  • ROE:40.88
  • ROA:7.74
  • EPS:271.1

 

不動産業の平均ROEは8.82%、ROAは2.1%なので、経営効率は平均を大きく上回る企業です。

 

大手ディベロッパー28社の平均営業利益率は12%なので、平均を大きく上回る利益率です。

 

また販売費及び一般管理費は、総利益の17%とかなり低い水準です。

 

これが、ロードスターキャピタルの利益率の高さの理由の1つです。

 

財務状況

引用:株探

 

  • 自己資本比率:18.9%
  • 有利子負債倍率:3.09倍

 

自己資本比率は、不動産業の平均が33.4%なので平均を大きく下回る企業です。

 

有利子負債倍率は、不動産業の平均が1.34倍なので平均を大きく下回る企業です。

 

販売用不動産の購入で長期借入を行っているので、財務状況は悪くなります。

 

 

中期経営計画

ロードスターキャピタルは24年3月までの中期経営計画を発表しました。

 

年度別政策

引用:ロードスターキャピタル

 

中期経営計画でも事業拡大へ、自己保有資産残高の積み上げを継続します。

 

また24年にはJPX400銘柄の選定を目標にしています。

 

経営数値目標

引用:ロードスターキャピタル

 

3年後の売上目標は300億円と現在の約2倍になっています。

 

主力事業のコーポレートファンディング事業は、21年12月時点の保有物件で計算しています。

 

この目標はかなり現実的な数字になります。

 

事業戦略

経営基盤の強化

引用:ロードスターキャピタル

 

24年までの3年間、収益基盤になる不動産に年200億円前後の投資を継続します。

 

不動産賃貸による利益で自社の固定費を賄う事を計画しています。

 

その為に、自己保有資産残高を2024年12月末時点750億円程度まで積み上げます。

 

さらにホテルや物流、再開発案件などの進出も検討しています。

 

アセットマネジメント事業

引用:ロードスターキャピタル

 

24年12月末時点で受託資産残高2000億円を目指しています。

 

クラウドファンディング事業

貸付型

引用:ロードスターキャピタル

 

案件の大型化や多様化をすることでさらなる需要に対応していきます。

 

エクイティ型

引用:ロードスターキャピタル

 

ロードスターキャピタルは、個人向けファンドの組成を目指しています。

 

個人向けファンドの組成の中でもオープンファンドに注目しています。

 

オープンファンドとは、発行者が証券の買い戻しを保証しているファンドです。

 

いつでも換金可能な特徴をもっています。

 

配当方針

引用:ロードスターキャピタル

 

ロードスターキャピタルは、配当性向の段階的な引上げを検討しています。

 

また「株価にも注意し、必要に応じて柔軟な対応を行う」とあります。

 

社長の岩野氏も株価対策ついては、積極的な姿勢です。

 

実際に22年1月に150万株の自社株買いを発表しています。

 

配当金と株主優待

配当基本方針

引用:ロードスターキャピタル

 

ロードスターキャピタルの配当基本方針は、配当性向15%を目安にしています。

 

配当金の推移

引用:バフェットコード

 

  • 配当金:40.5円(2022年12月期)
  • 配当利回:1.96%(2022年6月30日)
  • 配当性向:14.9%

 

配当金は、2016年に上場してから5年連続増配中です。

 

現在の配当性向は14.9%なので、基本方針の配当性向15%の目安通りです。

 

株主優待

ロードスターキャピタルは、毎年2月末日か12月末日に1000株以上を6か月以上継続保有する株主に株主優待を実施しています。

 

「OwnersBook」の貸付型案件及びエクイティ型案件の投資の一部を、「株主優待用投資枠」として提供する予定です。

 

但し、先着方式を予定しているので必ず申し込み出来る保証はありません。

 

 

まとめ

ロードスターキャピタルを買うなら、上場来高値をとってからでも遅くない。

 

業績は、2桁増収で上場来毎年過去最高の売上と利益を更新しています。

 

また22年12月期も増収増益トレンドが継続される予想です。

 

さらに上限150万株の自社株買いで株価は、昨年来高値を更新しました。

 

週足移動平均線は全て上向きなので上昇傾向です。

 

次は上場来高値の1540円に向かっていくと思います。

 

経営効率のROA、ROE、営業利益率も平均を大きく上回っています。

 

株価は、PERとPBRだけで見ると不動産企業の妥当な株価です。

 

財務状況は、自己資本比率の低さと有利子負債倍率の高さには注意です。

 

不動産業の特徴にはなりますが、かなり財務基盤は低いです。

 

やはり販売用不動産の購入のための長期借入が大きな要因になります。

 

しかし、保有不動産の含み益で長期借入を行っています。

 

また自社のバランスシートでの自己投資がメインの事業です。

 

投資するなら今後もオフィスビル需要のトレンドにも注目です。

 

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