今回は、どのような投資信託を買えばいいのかについて書いて書いています。
まとめ
- 「手数料が0.5%以下」で特定指数に連動する「インデックスファンド」を選ぶ
- 特にアメリカのS&P500に連動するインデックスファンドがオススメ
今回は代表的な10個の投資信託も紹介しているのでそれぞれの特徴を見てみましょう。
バランス型投資信託
バランス型投資信託とは、国内外の株式や債券、不動産等の資産に対して分散投資が出来る商品です。
引用:三菱UFJ国際投信
こちらは「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」の例です。
均等な割合で国内外の株式、債券、リート(不動産)で構成されています。
複数の資産や値動きの異なる資産を組み合わせることで、1つの資産が値下がりしても他の資産が値上がりするので、全体として値動きの幅が小さくなります。
メリット
- 1本の投資信託で国内外の様々な資産に投資が出来る
- リバランスを自動で行ってくれるタイプもある
初めに、50%:50%で株式と債券で運用を始めたとします。
株価が上昇したので、60%が株式、40%が債権の配分になった時に、株の一部を売却と債券を購入して、最初の50%:50%の比率になるようにする事です。
デメリット
- 値動きの幅が小さい分、全体的な利回りが低い
- 複数の資産が組み入れられているのでリスクを認識しにくくなる
- 金利が上がると、金利が低い時に組み入れた商品は人気がなくなり、価格が下がるリスクがある
※債券の価格は金利と反対の動きをするのが特徴です
ターゲットイヤー型投資信託
ターゲットイヤー型投資信託とは、年齢に応じて資産分配を変えていく商品です。
引用:SBI証券
これはSBI証券の「セレブライフ・ストーリー」という商品の例です。
前半は株式の比率を多く設定して、後半になるにつれてリスクの低い債券の比率をして多く設定にしているのが分かると思います。
若い時にはリスクを取りながらもリターンを目指し、年齢を重ねた時には低リスクにシフトして、安定運用を目指すのが特徴です。
メリット
- 年齢に合わせたリスク許容額に合わせてリバランスしてくれる
- 運用の手間がかからず詳しい知識がなくても大丈夫
デメリット
- 信託報酬等の手数料が1%を超えるものがある
- 自分で運用する金融商品を探した方がコストが抑えれる
ハイ・イールド債券ファンド
ハイ・イールド債とは、高利回りの債券のことで投機的格付債、ジャンク(ゴミ)債の事です。
具体的に格付け機関のS&P社ならBB以下、ムーディーズ社ならBa以下に格付けされた債券です。
ハイ・イールド債は、一般的に信用格付けが低いので、元本割れが発生するリスクが高い分、利回りは高く設定されています。
メリット
- 信用リスクが高い分、利回りが高い
- 景気が良くなると、債務不履行の可能性が低くなるので、ハイ・イールド債の債券価格は上昇する傾向にある
- 景気が良くなると、ハイ・イールド債の上乗せ金利は縮小する傾向がある
デメリット
- ハイ・イールド債はデフォルト(債務不履行)のリスクが高い
- 不景気になると債券価格の下落や売却困難になる傾向にある
通貨選択型投資信託
通貨選択型投資信託とは、ハイ・イールド債券などに投資して、新興国の通貨で為替リスクを取るハイリスク・ハイリターンな商品です。
引用:日本証券業協会
メリット
- ハイリスクな分、高い分配金を出す商品が多い
デメリット
- ハイ・イールド債券は、格付けが低いのでハイリスク
- 新興国通貨の為替リスクがある
テーマ型投資信託
テーマ型投資信託とは、例えばAIやIoT等のその時に話題になっているテーマに関連した企業や業種に絞って投資する商品です。
メリット
- 投資先のがテーマで絞られているのでイメージがしやすい
デメリット
- 業種や企業を絞って投資しているので分散投資が出来ていない
- ブームになってから投資信託が設定される場合が多いので買った時が、ピークになっている可能性がある
インデックスファンド
インデックスファンドとは、ファンドの基準価額がある特定の指数(インデックス)と連動する値動きを目指して運用をされる商品です。
代表的なインデックスは、日本国内なら日経平均株価(日経225)、TOPIX(東証株価指数)、アメリカならダウ・ジョーンズ平均、S&P500(全米上位500社)があります。
メリット
- シンプルで値動きが分かりやすい
- 低コストで幅広く分散投資が出来る
- 長期投資に向いている
デメリット
- 地味で面白みがない
- アクティブファンドと比べて、大きなリターンは望めない
アクティブファンド
アクティブファンドとは、投資信託の運用担当者であるファンドマネージャーが株価指数等のベンチマーク(インデックスや平均値)を設定して、そのベンチマーク以上の運用を行い利益を出す事を目指す商品です。
メリット
・インデックスより良い運用成績や利益を残すことが出来る
デメリット
- ファンドマーネジャーの腕次第で運用成績が変わる
- ファンドマネージャーに運用を任せる為、信託報酬等の手数料がインデックスファンドと比べて高い
- アクティブ型はインデックス型に勝てない事が多いと既に証明されている
※いかに優秀なファンドマネージャーでも、長期投資でインデックスより良い運用成績を出し続けるのは難しいという事です。
毎月分配型投資信託
毎月分配型投資信託とは、毎月の決算日に分配金を受け取ることができる商品です。
毎月分配金が貰えるという事が人気の一つと言えますが、毎月分配金の仕組みを分かってない人が多いのも事実のようです。
ちなみに、僕も「毎月分配金が貰える」という響きだけで当時買付をしてたので、分配金の仕組みを知ってびっくりしました。
メリット
・毎月決まった日に分配金が入る
デメリット
- 運用成績が良くない時は分配金が支払われない場合がある
- 分配金が支払われた額だけ基準価格が下がる(分配金が支払われた分だけ基準価格が下がるので、景気の良い時は良いですが、景気が悪い時は基準価格を下げるだけになります。)
- 分配金として元本の一部が払い戻される事がある(分配金が運用益ではなく、元本の一部から支払われているからです。)
- 分配金を受け取る度に税金がかかる
- 信託報酬等の手数料が高い
- 長期投資には不向き
レバレッジ(ブル)型
レバレッジ(ブル型)とは、インデックス運用の目標とする株価指標などの何倍かの動きをする商品です。
例えば「日経平均ブル2倍」といえば、日経平均株価の値動きの2倍動くので、日経平均が3%値上がりすれば、このファンドは2倍の6%値上がりするということです。
逆に、日経平均が3%値下がりすれば、ファンドは6%値下がりすることになります。
メリット
- 株価の上昇局面で、大きな運用利益を残すことが出来ます。
デメリット
- 株価の下落局面で、通常の運用損失が何倍にもなってしまいます。
インバース(ベア)型
インバース型(ベア型)とはインデックス運用の目標とする株価指標などの何倍かの逆の動きをする商品です。
「日経平均ベア2倍」ならば、日経平均株価が3%値上がりすればファンドの基準価額は6%値下がりします。
逆に日経平均株価が3%値下がりすればファンドは6%値上がりすることになります。
メリット
- 株価の下落局面で、大きな運用利益を狙うことが出来ます。
デメリット
- 下落局面を予想し購入するため、タイミングの見極めが難しい。
まとめ
まず初心者の方は、インデックスファンドをメインにスタートしていきましょう!
実際に僕がインデックスファンドを選んだ理由はこの3つです!
- 長期投資に向いている(長期投資で積み立てる事で購入金額を平均価格にする事ができます)
- 信託報酬等の手数料が安い(必要コストは安い方が絶対いいです)
- 指数に連動しているので分かりやすい
「インデックスでは物足りない!」、「慣れてきたので他のファンドで運用したい!」と言う方は、アクティブファンドやレバレッジ型でより高いリターンを狙ってみる事をオススメします。
「もっとリスクを減らして安全に運用したい!」と言う方はバランス型投資信託だけではなく、以前紹介した「個人向け国債」に投資する事で、リスクを管理するのもいいと思います。
インデックスファンドの選び方の基準
運用コスト(手数料)が年0.5%以下のものがオススメです。
投資信託等の長期投資をする際の必要コストは安ければ安い方が節約になります。
かもちゃんのオススメの商品
S&P500指数に連動したインデックスファンドです。
- 「eMAXIS Slim S&P500」
- 「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」
- 「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」
運用コストも年0.5%以下の基準を満たしています。
なぜ米国株式かと言うと
出典:ヤフーファイナンス
これは10年間のニューヨーク・ダウ平均株価ですが、綺麗な右肩上がりになっているのが分かります。
ダウ平均株価は1985年から、様々な困難を乗り越え右肩上がりに成長しています。
世界をリードしている企業が多いことと人口増加が今後も見込まれるので、さらに右肩上がりに成長出来るのではないかと期待できるからです。
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