株価分析(建物管理)

日本ハウズイング(4781)の株価を分析【13期連続増配銘柄】

日本ハウズイング(4781)の株価を分析していきます。

 

日本ハウズイングを5つのポイントで説明

    • 独立系のマンション管理受託会社として国内トップ
    • 主力事業はマンション管理業と営繕工事業だがビル管理事業の成長に注目
    • 23年3月期は売上高、営業利益、EPSで過去最高を更新予想
    • 23年度までの配当性向30%以上の設定で14期連続増配予定
    • 900円台後半の押し目と1100円を超えれるかに注目

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日本ハウズイングの概要

日本ハウズイングは、国内トップの独立系管理会社です。

 

マンション管理受託戸数も国内トップ(マンションディベロッパー系の管理会社含む)です。

 

海外展開は、グループ企業が台湾、ベトナム、シンガポールにあります。

 

台湾ではマンション管理、ベトナムではビル管理、シンガポールでは営繕工事を主に行っています。

 

また2022年の4月からNHファシリティーズ(旧:MESファシリティーズ)を子会社化しています。

 

NSファシリティーズは、ビル管理事業に強みを持っている企業です。

 

NSファシリティーズが加わることで、ビル管理事業に対しても本腰を入れている事が分かります。

 

MESファシリティーズの全株式取得

日本ハウズイングは、2022年4月にMESファシリティーズを子会社にしました。

 

MESファシリティーズは、三井E&Sホールディングスの連結子会社でした。

 

2022年4月1日から「NHファシリティーズ」へ商号を変更しています。

 

NHファシリティーズのグループ化で、営繕工事や保険、IFMでのシナジーが期待されています。

 

引用:日本ハウズイング

 

ハイレベルなフロント担当者

引用:日本ハウズイング

 

日本ハウズイングの特徴の一つがハイレベルなフロント担当者です。

 

フロント担当者とは、マンション管理コンサルタントの事です。

 

日本ハウズイング独自の管理業務マニュアルや自社の研修センターでの教育に注力しています。

 

その結果、他の管理会社からの変更という実績に繋がっています。

 

毎年新たに受託する管理受託マンションの80%以上が他の管理会社からの変更になっています。

 

 

事業セグメント

日本ハウズイングの事業は、4つのセグメントから成り立っています。

  • マンション管理事業:分譲マンションの管理員業務、清掃・設備管理・保全の各業務、管理組合の決算・運営補助業務等マンションの総合的管理業務及び学童保育・学習塾の運営業務
  • ビル管理事業:ビルの環境衛生清掃・保安警備・受付・設備管理・保全の各業務及びビルの総合的管理業務
  • 不動産管理事業:オーナー所有物件の建物管理・賃貸管理代行及びサブリース業務、不動産の売買・仲介業務に加え、社有物件の賃貸運営業務
  • 営繕工事業:マンション共用部分及びビルの建物・設備営繕工事並びに外壁塗装工事等の大規模修繕工事に加え、専有部分のリフォーム工事及び新築工事

 

日本ハウズイングの売上構成比率(2023年2月期)

引用:日本ハウズイング

 

日本ハウズイングの売上の主力は、マンション管理事業と営繕工事業になります。

 

全体に占める割合はマンション管理事業で43.6%、営繕工事業で44.1%です。

 

日本ハウズイングのエリア別売上構成比率(2022年3月期)

 

日本ハウズイングのエリア別の売上の主力は、日本です。

 

その次が台湾、シンガポール、ベトナムの順番になっています。

 

日本ハウズイングの利益構成比率(2022年3月期)

 

日本ハウズイングの利益の主力もマンション管理事業と営繕工事業になります。

 

全体に占める割合はマンション管理事業で44.8%、営繕工事業で43.2%です。

 

マンション管理事業の利益率は8%、営繕工事業の利益率は7.9%になっています。

 

 

株価の推移

月足10年チャート

引用:株探

 

週足3年チャート

引用:株探

 

株価指標

  • PER:13.6
  • PBR:1.73倍

 

大手管理会社3社の平均PERが15.0倍、PERが1.65倍になります。

 

この事から考えると日本ハウズイングの株価は、少し割安と判断されています。

 

チャート分析

月足10年チャートを見てみると、株価はゆるやかですが右肩あがりに上昇しています。

 

月足移動平均線も全て上向きなので、長期的には上昇傾向です。

 

週足3年チャートを見ると直近2年では1000円付近に節目があることが分かります。

 

週足移動平均線は全て上向きですが、13MAが26MAと52MAを大きく割り込んでいます。

 

また直近の節目は、1100円になっているのでまずはここを超えれるかに注目です。

 

 

業績と収益性の推移

売上高と営業利益

引用:株探

 

売上の過去最高は2022年の1246億円、営業利益の過去最高も2022年の70億円です。

 

直近5年の業績を見ると売上高、最終益、EPSを5年連続過去最高を更新しています。

 

営業利益は21年3月期に微減していますが、売上高に伴って成長している事が分かります。

 

23年3月期は、売上高と営業利益共に過去最高の更新予想です。

 

経営効率

引用:株探

 

  • 営業利益率:5.48%
  • ROE:12.75%
  • ROA:7.79
  • EPS:77.8

 

ROEは10%以上、ROA5%以上あれば経営効率の優秀な企業の目安になります。

 

大手管理会社3社の平均ROEが11.12%、ROAが7.38%になります。

 

日本ハウズイングの経営効率は、大手3社の中でもトップの経営効率と言えます。

 

大手管理会社3社の平均営業利益が6.06%なので、平均的を少し下回る利益率です。

 

 

財務状況

引用:株探

 

  • 自己資本比率:61.1%
  • 有利子負債倍率:0.08倍

 

大手管理会社3社の自己資本比率の平均は66.9%、有利子負債倍率は0.03倍です。

 

この数字を見ると大手管理会社3社の中では最下位になってしまします。

 

しかし自己資本比率は40%以上、有利子負債倍率は1倍以下だと優良な財務基盤です。

 

この基準に対して、日本ハウズイングは大きく上回っているのでかなり優秀な財務基盤です。

 

さらに自己資本比率も有利子負債倍率もかなり優秀で、さらに年々改善傾向です。

 

利益剰余金の安心できる目安は、総資産に対して30%以上です。

 

剰余金は増加傾向で総資産に対して54%もあります。

 

1株当たりの純資産が大きく減少していますが、これは1:4の株式分割を行ったためです。

 

中期経営計画

日本ハウズイングは2019年から2023年までの5年間で、中期経営計画を策定しています。

 

日本ハウズイングの中期経営計画が「PLAN23」です。

 

PLAN23

引用:日本ハウズイング

 

連結売上高1400億円に対して、23年3月期の予想は1358億円です。

 

またグループ化した「NHファシリティーズ」が加わるので、達成は現実的です。

 

営業利益率は、直近3年ので6%以上になっていないので厳しい状況です。

 

ROEは、12.79%なので達成が近づいています。

 

配当性向に関しては30%以上の配当を出しています。

 

2022年3月期の実績を見ると、マンション管理戸数が478,280戸なので達成は現実的です。

 

 

配当金と株主優待

配当金の推移

引用:バフェットコード

 

  • 配当金:24円(2023年3月期)
  • 配当利回:2.27%(2022年7月22日)
  • 配当性向:30.8%

 

配当金は、2009年から13年連続増配をしています。

 

2023年3月期は2円増配予想なので、実現すれば14年連続増配になります。

 

日本ハウズイングの配当性向は23年度まで30%以上としています。

 

また日本ハウズイングは、強力な財務基盤と売上高、営業利益、EPSも安定して成長しています。

 

23年3月期の配当性向は30.8%の予想ですが、増配の余力は十分あります。

 

株主優待

残念ながら日本ハウズイングは、株主優待の設定をしていませんでした。

 

 

まとめ

日本ハウズイングを買うなら、900円台後半での押し目と1100円を超えれるかに注目したい。

 

直近2年の節目は1000円付近になっていたので、下落目途は1000円付近になります。

 

また当面の上値目途は1100円になるので、1100円を超えれるかにも注目です。

 

月足移動平均線は3本共上向きなので、長期的には上昇傾向です。

 

週足移動平均線は13MAが26MAと52MAを大きく割り込んでいます。

 

これは、年初来高値の1344円から年初来安値923年下落での調整によるものです。

 

しかし、そこからしっかりと戻ってきているので、押し目があれば購入を検討出来ます。

 

事業内容に関しては、マンション管理と営繕工事の2つのセグメントが主力になります。

 

22年4月より、ビル管理事業に強みを持つNHファシリティーズを子会社にしました。

 

今後は、本腰を入れて取り組む姿勢が見えているビル管理事業の成長にも注目です。

 

配当金に関しては、14期連続増配を予想しています。

 

直近5年の業績は売上高、EPSは毎年過去最高を更新しています。

 

23年3月期は、売上高、営業利益、EPSの全て増収増益で過去最高を更新予想です。

 

財務体質も自己資本比率61.1%、有利子負債倍率0.08倍とかなり強力な財務基盤です。

 

剰余金も毎年積み上げられていて、総資産の54%もあることを見ても本業は順調です。

 

配当利回りは3%以上の高配当銘柄ではないですが、安定した成長と増配で注目出来る企業です。

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