株価分析(不動産株)

フージャース(3284)の株価を分析【高配当銘柄】

フージャース(3284)の株価を分析していきます。

 

フージャースを6つのポイントで説明

  • 筆頭株主は代表取締役社長の廣岡氏
  • 売上主力は不動産開発だが今後はCCRC事業の伸びしろに注目
  • ファンダメンタルは悪い
  • 短期的に買うなら750円位が節目になっている
  • 配当目的なら22年3月の決算発表以降がオススメ
  • 長期保有が目的の場合は2026年まで待ちたい

 

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フージャースの概要

フージャースは、1994年に創業者であり社長の廣岡氏が、ダイワハウス子会社のコスモイニシア(マンションディベロッパー)から独立する形で設立された会社です。

東京発の不動産ディベロッパーですが、首都圏ではなく地方都市への市場開拓に注力しています。

実際に東北地区では商業施設や住宅の再開発にも取り組んでいる実績があります。

路線的にも大型物件や高級路線ではなく、100所帯以下でコスパの良い物件が多いようです。

僕の住んでいる東海地区で言うとこの3年間で東海地区へ進出してきて、都市部より郊外にマンションを供給しています。

岐阜県多治見市の再開発事業では、フージャースが受注して奥村組と29階建てのタワーマンションを建築しています。

シニア分譲マンション事業に注力しているのが特徴で、2020年9月時点では累計供給戸数NO.1の実績を持っています。

 

主要株主

引用:株探

筆頭株主は、旧村上系ファンドのシティインデックスイレブンスになっていますが、現在は代表取締役社長の廣岡氏です。

3月25日にシティインデックスイレブンスから自己株式の公開買付を完了させて、消却させています。

2位、3位、7位も廣岡氏関係ですが、10位に長谷工が新たに入ってきています。

 

 

事業セグメント

フージャースは、主に4つのセグメントから成り立っています。

  • 不動産開発事業:新築住宅の開発事業や全国市街地再開発事業
  • CCRC事業:シニア向け新築マンションの分譲や管理運営と介護保険事業
  • 不動産投資事業:不動産の売買・賃貸・管理・斡旋等、不動産全般に関する事業
  • 不動産関連サービス事業:マンション、スポーツクラブ、ホテル等の管理運営事業

 

フージャースの売上構成比率(2020年12月)

売上の主力は、不動産開発事業になりますが、注目するポイントはCCRC事業です。

 

 

株価の推移

週足3年チャート

引用:株探

 

日足1年チャート

引用:株探

 

株価指標

  • PER:11.0倍
  • PBR:0.62倍

不動産業の平均PERが13.4倍、PBRが1.2倍なのと、他のディベロッパーと比べて少し割安と判断されています。

 

チャート分析

フージャースの面白いのは、2020年の最安値は新型コロナショックの3月ではなく、7月の501円でした。

そこから株価は回復してきて現在750円前後まで来ています。

日足チャートで見ると、昨年高値の754円付近で節目を作ろうとしているので、短期的には面白いかもしれません。

 

 

業績と収益性の推移

売上高と営業利益

引用:株探

売上高の過去最高は2019年に898億円、経常利益の過去最高も2019年の84億円です。

2019年まで3年連続増収増益しましたが、コロナショックの影響は売上高よりも営業利益に大きく響いています。

 

経営効率

引用:株探

  • 営業利益率:5.25%
  • ROE:5.63%
  • ROA:1.69%
  • EPS:67.9円

不動産業の平均ROEは8.82%、ROAは2.1%、営業利益率は11.1%に対して、経営数値は下回っています。

コロナショック前の数値で見ても経営数値は下回っているので、他の不動産業と比べて経営が下手という事になります。

前期のEPSが大きく下落していたので回復予想になっていますが、1株配当の24円はしっかり納まっています。

2021年3月期の予想を見ると営業利益率が2019年3月期と比べて半分になっているのが分かります。

新型コロナの影響でホテルやスポーツクラブの運営が厳しかったこともあるのですが、不動産開発でも利益率が下がっている傾向にあります。

 

 

財務状況

引用:株探

  • 自己資本比率:30.1%
  • 有利子負債倍率:1.94倍

不動産業の自己資本比率の平均が33.4%、有利子負債倍率の平均が1.34倍なのに対して、フージャースは他社と比べても借金の多い企業になります。

剰余金も総資産に対して19.4%しかないので健全な企業とは言えません。

 

 

中期経営計画

経営数値目標

引用:フージャース

次期中期経営計画の骨子ですが、2022年3月には不動産業の平均ROE、DOEの数値を目指しています。

利益率に関しては2026年3月に11%を目指してるので、不動産業の中で投資対象になるのはまだ先になると思います。

 

資本政策と株主還元策

引用:フージャース

あくまで次期中期経営計画の骨子ですが、ROEやEPSや配当利回りの向上を計画しています。

引き続き不動産開発事業に注力する事には変わりないのですが、安定的な戸数の供給をして利益率の向上に注力する様です。

正式な中期経営計画には、さらに具体的な内容が記載されるはずなので、発表時は要チェックです。

 

 

配当金の推移と株主優待

配当金の推移

引用:バフェットコード

  • 配当金:24円(2021年3月期予定)
  • 配当利回:3.23%(21年3月30日終値)
  • 配当性向:35.3%

現在「総配当性向40%以上」を掲げていましたが、2022年3月期以降は「配当性向40%以上、DOE4%以上」に変更しています。

直近は6年連続減配無しでしたが、自社株買いを行っている事もあるので総配当性向が40%になったのか、2021年度は24円に減配予定です。

配当目的で購入する場合は2022年3月以降の方がいいかもしれません。

 

株主優待

残念ながらフージャースは株主優待の設定がありませんでした。

 

 

まとめ

フージャースを買うなら、短期的には現在の750円付近が節目になろうとしているのでチャンスだが、ファンダメンタルが良くないので長期保有で買うのは今はオススメできない。

 

中期経営計画では、2021年3月期にROE10%以上を目標としていますが、現状の2倍になるので厳しい印象です。

また不動産の供給戸数は現状が1600戸に対して1500~1600戸とやや保守的な計画ですが、地方や郊外のマンションを手掛けるとなると妥当な数字ではないかと思います。

また年々下がっている利益率を改善するため供給数を維持するようなので、営業利益率5%台から平均の10%台へ早急に取り組んで欲しいです。

現状のフージャースの立ち位置で言うと、大手DVの様に高級路線やプレサンスやオープンハウスの様な量で勝負等は出来ません。

中途半端な立ち位置になってしまい、パンチがない印象です。

そこに主要株主で長谷工が入っているのは、今後地方都市に進出を図る長谷工の計画と一致するので今後面白い展開になるかもしれません。

個人的にはCCRC事業と不動産投資事業に注目しています。

CCRC事業では、介護や看護サービス付きの分譲マンションを行っていて、将来的にもっと軌道が乗れば他社にない魅力があります。

不動産投資事業では、URとタッグを組んで団地の再生にも実績があります。

今後、昔建てられた団地は耐久年数を考えると建て替えが必要になってくるので、この実績を活かせれるかも見ものです。

 

 

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