今回は我が家でかかった妊娠と出産の費用について書いていきたいと思います。
結論、我が家は170,000円が最終支払い費用でした。
出産で約40万くらい補助があるって言う事だけは知っていたのですが、実際にいくらかかるかは分かりませんでした。
今回のブログでは実際にかかった費用を明確にしていきたいと思います。
女性の方だけでなく男性の方も、是非最後まで読んで頂くと出産にかかる費用と旦那さんに出来る準備も書いています。
正しく備えて、イクメンへの第一歩を踏み出しましょう。
妊娠から出産までの検査スケジュール
産婦人科に行き、妊娠検査で妊娠が分かると、そこから自治体に母子手帳をもらいに行きます。
ここから妊婦検診が始まるのですが、14回の検診費用の補助があるので、自治体が負担してくれます。
診察のペースは、妊娠初期から23週目までは4週に1回の診察、24週目から35週目までは2週に1回の診察、それ以降は1週間に1回の診察でした。
- 超音波検査で妊娠部位や胎児の成長の確認、子宮頸がんの検診
- 触診でお腹の張りやむくみのチェック、体重測定、血圧検査
- 検尿検査と血液検査と感染症検査を行い、健康状態確認と風疹はしかの抗体検査や感染症の有無
14週目くらいに、後述であるのですが、羊水検査やクアトロテストを行うか選びます。
また、病院によると思いますが、出産後の入院部屋の予約をしていきます。
うちは15週目頃に入院部屋の予約をして、一部前金として支払いしました。
- 妊娠初期と同様の検査と超音波検査で子宮頸部のチェック、胎児の位置や発育等に異常がないか
- 検尿検査と血液検査による、健康状態と妊娠高血圧症や妊娠糖尿病になってないか
- むくみチェック、腹囲と子宮底長測定
嫁さんの体調が落ち着いてきた時に、夫婦でインフルエンザの予防接種をこの時期に受けました。
- 妊娠初期と同様の検査と超音波検査で子宮頸部のチェック、胎児の位置や発育等に異常がないか
- 検尿検査と血液検査による、健康状態と妊娠高血圧症や妊娠糖尿病になってないか
- むくみチェック、腹囲と子宮底長測定
- GBS(B群溶血性レンサ球菌)を調べつ膣培養検査
- ノンストレステスト
基本的に、妊婦検診は毎回付き添いしていました。
全ての検査に立ち会いはできませんし、旦那さんが出来る事はほぼありません。
ただ、胎児の成長の実感と、不安に感じる事はどんなに細かくてもいいので聞いておきましょう。
現に僕は、先生にこんな事を聞いていました。
「嫁さんがお菓子ばっかり食べるんですけど、大丈夫ですか?」
「コーヒー毎日飲んでるんですけど大丈夫ですか?」
結果先生は、「そこまで神経質にならなくても大丈夫だよ」と答えてくれたので、きっと旦那さんのトンチンカンな質問にも慣れていると思います。
妊娠から退院までの費用
妊娠検査費用
検診代の合計は約25,000円
これは、市からの検診補助があるので、通院にかかった実際の費用です。
退院時の費用
我が家の出産は陣痛後36時間後の分娩になりました。
また、最初は自然分娩で試みていたのですが
30時間を超えたあたりで、先生から鉗子分娩(金属製の器具で引っ張り出す分娩方法)へ変更になるかもしれないと説明を受け、最終的に鉗子分娩で出産しました。
出産費用 約570,000円
個室利用料約70,000円
ここから、420,000円の補助と個室利用料の前払いで50,000円を先に収めていたので、最終の支払いは170,000円です。
出産時に帝王切開や治具を使用した出産の場合、保険会社から保険給付金が支払いされる可能性があるので加入している保険内容を確認しておきましょう。
必要と感じた検査、不要と感じた検査
風疹はしか検査
妊婦の風疹はしか検査は、妊娠初期の血液検査でも抗体があるかが分かります。
しかし、旦那さん側は個人で風疹はしか検査をしないと抗体があるか分かりません。
なので旦那さんは、近くの内科クリニックで検査して確認しましょう。
僕は中学校の時に風疹はしかの予防接種をしていましたので抗体はあったのですが大人になってからその抗体が弱まっている可能性があります。
僕の住んでいる市では、市が補助しているので無償で抗体検査が出来ました。
有償になったとしても約3000円で検査が可能です。
風疹はしかの予防接種をした方も、検査を受ける事は絶対にすべきです。
インフルエンザの予防接種
実はWHOでもインフルエンザワクチンの接種は推奨されています。
ただでさえ大人がインフルエンザになると、体温が40℃を超えてしまいます。
そんな中、お腹にいる赤ちゃんは体温プラス2℃ほどになるので
体力がまだしっかりついていないあかちゃんは42℃の高熱と戦う事になります。
妊娠中にインフルエンザの予防接種受けれるん?受けてええん?
大丈夫です。むしろ絶対に受けましょう。
そして妊婦さんだけじゃなくて、旦那さんも受けましょう。
それが、何もできない僕たち男に出来るイクメンへの一歩です。
費用は3000から5000円(保険適応外)
値段が高いから強力に効くとか高価な薬とかいうわけではないので、心配いりません。
通院先の産婦人科で行っていなければ、万が一のことがあっても相談できる掛かりつけのお医者さんをオススメします。
クアトロテスト
クアトロテストとは、確定診断の検査ではなく、ある先天性疾患が起きる確率を予測する検査で必須検査ではありません。
この検査は、赤ちゃんが次の疾患を持った確率を調べることができます。
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 18トリソミー(エドワード症候群)
- 開放性神経管奇形(開放性二分脊椎・無脳症)
検査時期は妊娠15週から21週まで可能です。
クアトロテストの結果を見てから羊水検査を受ける事を考えると、18週までに受けることがいいようです。
検査費用は約30,000円
我が家では、この検査は受けませんでした。
羊水検査
羊水検査とは、胎児の染色体異常、遺伝病、代謝疾患などを調べる検査ですが必須検査ではありません。
下記に当てはまる人や、任意検査ですので夫婦2人の希望する場合にします。
- 35歳以上で妊娠された方(年齢とともに染色体異常の確率が高くなるからです。)
- 過去に染色体異常の子供を出産した方や血縁者に染色体異常の方がいる方
- 超音波検査で胎児の染色体異常を疑う診断がある方
検査時期は妊娠16週から17週頃で、結果は2、3週間で分かります。
検査方法は、超音波で子宮内の胎児や胎盤の性格な位置を確かめて、羊水検査用の針をお腹から刺して、羊水を取り検査します。
ちなみに1000人に1人は羊水検査が原因で流産してしまうというデータもあるようです。
費用:約100,000円(再診料、羊水検査料、投薬料含)
この検査も、クアトロテスト同様、受けていません。
マタニティヨガ
通院先のクリニックにマタニティヨガを1回の無料参加券がサービスでありました。
嫁さんが妊娠するまでにヨガに行ってたのもあり参加したのですが、ストレス発散と運動不足解消になったと満足していました。
個室入院
個人の産婦人科クリニックだったのですが、プランは3つ選べました。
- 4人1部屋の相部屋(トイレ、風呂は共用)
追加費用無し
- 1人1部屋の個室(トイレ、シャワー室は共用)
追加費用 約50,000円
- 1人1部屋の個室(トイレ、シャワー室は個室に有)
追加費用 約70,000円
その中で、我が家は1人1部屋の個室を選びました。
理由としては、
1、出産での痛みや疲労で自由に歩行が出来なかたったり痔になる事は多い。
共用トイレやシャワーだとゆっくり過ごせない上に、近距離と言えどもベッドから起き上がっての移動するのに時間がかかるので、順番待ちがある事に気を遣う。
2、夜中におむつ交換や授乳して欲しくて赤ちゃんが泣く。
この時に嫁さんは起きるのですが、まだ産後の疲労と傷が回復していないので僕が代わりに対応していました。
ここは旦那さんが対応した方が、女性からしても助かるのではないかと思います。
3、友人や親族のお見舞いが気軽に来てもらえて、周りを気にせず話が出来る。
これは出産後ですが、友人や親族がお見舞いに来た時に相部屋だと、せっかくのおしゃべりも時間や周りに気を遣ってしまいます。
個室部屋なら出産を終えた嫁さんも友人たちとゆっくりおしゃべり出来るので、いいストレス発散になったのではないかと思います。
医療費控除出来ますよ!!
もちろん妊娠出産にかかった費用は医療費控除を受けることが出来ます。
医療費の明細書だけでなく医療費のお知らせも医療費控除に使用出来るのでしっかり残して、申請をしましょう。
医療費控除の対象になる一覧とならない一覧をまとめてみました。
医療費控除の対象となる費用
- 通院時の電車代やバス代や陣痛時に入院の為に支払ったタクシー代
- 助産師による分娩の介助料
- 電車やバスの移動が困難な場合のタクシー代
- 入院中に病院で支給される食事代
- 診療、治療費、処方箋代、治療のための市販薬代
- 医師の指示による差額ベッド代
- 不妊症の治療費や人口授精の費用
医療費控除の対象とならない費用
- 里帰り出産で帰省する際の交通費、マイカーで通院した時のガソリン代や駐車場代
- 妊婦用下着やパジャマ、洗面具など身の回り品の費用
- 病院で提供される食事以外の外食費用
- 本人の希望で個室部屋に入院した時の差額ベッド代
我が家のように個室部屋を選んだ場合は差額のベッド代は医療費控除の対象外でした。
通常にかかるベッド代はもちろん医療費控除の対象になるので大丈夫です。
最後に
貯金無し、車のローンで借金のあるかもちゃんでしたが、最初、どんだけ妊娠出産にお金がかかるか分からずにびくびくしていました。
妊娠検診の合計費用は約25,000円なので、市からの補助チケットを利用すると毎月約2,500円ほどです。
その間に、毎月30,000円ずつ備えていると出産費用は大丈夫だと思います。
もちろん、個室代は病院によって変わってくるのと羊水検査等の検査等は別です。
なので、パートナーとしっかり話し合っていくことが大切だと思います。
お金がなくても大丈夫ですが、しっかり備えて、赤ちゃんを万全の状態で迎えてあげて欲しいです。
また、旦那さん側はあまりイクメンと言う言葉のプレッシャーに押しつぶされないでください。
人によってイクメンの定義は違いますし、出来もしない事をやろうとして僕は、結構怒られました。
僕が大切にしてたのは、嫁さんとの距離感と意思の尊重なのかなーとも思います。